ヨガのゴール、心の作用の死滅

ダウニー 安希

2015年02月08日 17:52

パタンジャリのヨーガスートラで一番最初に書かれている言葉

チッタ=心(マインド 感情や思考)
ブリッティ=働き
二ローダ=止滅

チッタ・ブリッティ=心の作用を取り除くことによって、根源的に存在するハートのエネルギーを最大限に引き出す事がヨガの目的というもの。
この本はヨガする人のバイブル的存在と言われてて、私も何度か読んでみています。
が、ぜーーーんぜん頭に入らない。自然体というより、我慢すればいつか解放される、みたいな?というより、すっごい深い事を一冊の本に簡潔にまとめてるから、結論を淡々と述べているんだろう。ほんと、一つ一つが深すぎる。

色々読んだ中で、子供でも読めるこのシリーズは大好き。仏教やけど(笑)しかも四コマ漫画!でもすーっごい奥深いし、全部素直に受け入れられて、しかも癒されながら、反省できる。全部オッケーだよ、でも常に第三者的に自分を見てみると、今の状態ってどんなよ?みたいな。結論は無いけど、自分の中で腑に落ちる。

なんか、インテグラルヨーガの本は翻訳が悪いのか、---すべきだ。とか---してはならない。とか、どうもあれだめこれだめこれが正しいと言われてる様で苦しくなってしまう。ライセンス取得するのに課題の本だから頑張って読んでいるけど、で、いい事言ってるし、正しい事言ってるし、本質ついてるし、キリスト教でも仏教でもいい心理学や自己啓発本でも、結局本質は同じ所に行き着くと思っている。が、この本は私は苦しくなるんだなぁー。この本だけを基本にヨガしてたら、私だったら行き詰まると思う。

まあそれはいいとして。この心の作用の死滅。
イライラとか、衝動的な心の波とか、色んな心の変化を静かな心のコントロールのもとに置く、みたいな意味。
もちろん私はまだまだそんな域に達して無いけど、確実に以前より心と対話できる風にはなってると思うし、湧き出る感情に向き合って、表現できる様になってきたと思う。自分の思いを尊重できる様になってきた。ただ、自分に向き合う事に集中し過ぎて周りに気遣いするのが出来てない事も増えたけどバランス取るの難しいね!

でも今は、人に不快な思いをさせる事もあっても、自分の思いを尊重して、心と対話し続けたいんです。

昔の自分は、超超超秘密主義で、親はほとんど私の交友関係を知りません。話さなかったから。それどころか、プチ嘘が多い人でした。プチ嘘ってめっちゃくだらない嘘。なんでそこでそんな嘘を?!みたいなほんまにしょーもない。
常識といわれる事と、自分の考えや素直な気持ちがずれて、批判される事がしんどくてそうなったんだと思います。
いまだに、常識外れと批判されるともの凄い勢いで攻撃的になる私がいます。攻撃的になる事で必死に自分を守ってる。まだめっちゃ弱い。ここを解放するには出して行くしか無いんです。これって見えるものじゃ無いし、感じるしかできないもにだけど、意外と私は強くある様で...

出さなければ、気持ちを抑える癖が子供達にも常識って形で遺伝してしまう。
社会的常識は一応あると思うし、絶対必要だし、生きていく知識の基礎であり土台。それを教えるには親の役目。それを知った上で、やっと自分のやりたい事を見つけて、自分の道を見つけ、形にして、人の共感を呼んだり感動させる事ができる。

でも常識だけにとらわれて、一般的な、平凡に、穏便に、だけだとそれは時々「心の死滅」になってしまう。
怖くない?ありがちな事やけど、心の死滅。
色々勉強して心の作用の死滅も出来る様になりたいけど、先ずは心の死滅の克服から。

これを克服するにはとことん自分と向き合うしかなく、ブログ書いてます。



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