猫と神さまの物語
金曜、うちの子猫が
脱走してる事に気付き
我が家はパニックしていました
捨て猫だったその猫をうちで保護して
丸2カ月、特に溺愛してた長男は
時には妹、時には親友だっていって
毎日一緒に寝てた猫が逃げて
これ以上見た事無い程の泣き様で
真っ暗な深夜、怖がりな長男が
子猫が古い空き家にいるのを見つけて
電気も持たずに真っ暗な空き家の敷地に
走り入って猫を追いかけたり
でも逃げられて、過呼吸になるんじゃ
無いかって位泣きじゃくる姿を見て
釣られて子供たちみんなが大泣きしてた
脱走猫クリオ
私は実は
子猫の脱走前日に、
子猫がトイレットペーパー5つ位を
八裂きにしてる状態な上
もう1匹飼ってる先猫の分合わせて
糞尿が溜まってるのに
誰も処理して無い状態や色々あり
「もー!この猫外に放り出すよ!」
って言って怒ったんです
その事を後悔し落ち込みました
あぁ、私が八つ当たりしたせいだ
あんな言葉で脅したせいだ…
八つ当たり、無責任、被害者意識
色々自分から湧いてきて
それらを処理してました
子供達には
言葉には言霊という力がある
それを知ってるのに、怒りに任せて
あんな事いって、猫も子供たちも
傷付けてしまった事を謝った
そして子供たちの傷付いた心を
CELLで消した
でも
脱走当日の深夜、翌日もずっと
脱走した子猫は近所で見かけて
黒猫や、白猫と遊んでいる
私たちが見つけて声掛けても
ニャーと答えるけど
ご飯で誘うと近く寄ってくるけど
一定の距離以上近づかない
はっきり言って、伸び伸び楽しんでる
様子は家族の誰が見ても一目瞭然だった
一方、ずっと我が家で飼ってる先輩猫
実は子猫が来て2カ月、ひどいストレス
状態で、シャーシャー言いっ放し
あちこちでオシッコしまくり
家具もダメになって捨てたり
断捨離する物も多かった
怒ったライオンの様な状態が続いていた
先住猫チャーリー
子猫が脱走して、先猫は人(猫)が
変わった様に
シャーシャーガオガオから
ニャーニャーゴロゴロに
適当にダラけてる猫に戻った
オシッコもトイレ以外しない
こっちも猫のストレスからの行為が
ストレスだったけど
しょうがないと、耐えてたんだけど
脱走当日の、私の放り出すよ発言も
こういうイライラからもあったから
だから時々、以前から2匹の猫達の
ストレスを抜く作業もしてたんです
「ストレスが無くなって2匹の猫達が
彼女たちらしくイキイキ過ごせる」
事を願って。
…あ、もしかしてそういう事だった?
彼女たちが彼女たちらしくイキイキと
過ごせるって…
もちろん子猫は、一生家族の一員として
お世話して暮らすって思いだったけど
その子にとってベストな状態は
その子自身が知ってる
脱走時、先猫も同じく子猫と一緒に
ベランダに逃げ出てたけど
先猫は逃げなかった
呼べばすぐ帰って来た
近所の人達にも猫を探してると声はかけた
子供たちの心の傷はケアすれば良い
きっと、ベストにしか事はならない
そう思ってたら、今日涙に明け暮れてた
長男が言った
「まま、もうクリオ(子猫)を自由に
してあげるって決めたよ。
クリオ、黒山さん(黒猫)や白山さん(白猫)
と仲良くて楽しそうだもん。
時々ご飯あげて、時々会えたら
それで良いって決めた」
て言ってきたんです
野良猫の黒山さん
色々考えて、彼なりのベストを答えに
した事を褒めて
もう餌付けは出来ない事も理解して
「だって神の子だから」
って!うちは別に宗教とかバイブル読ます
とかやってないけど、びっくり
「確かに。でもあんた自体が神様やん」
って返したら、ニヤって笑ってた
猫たちのストレスの無い、彼女たちに
とってベストな道のりは
私たち家族の心の成長を促してくれた